私と母の関わり
つい最近私は誕生日を迎えた。歳をとるのは嫌だと言う考え方もあるけど、私はあまり深くは気にしていなかった。
しかし、81歳の母の様子を見に行くたびに、自分の加齢を感じることが多くなってきた。
あれやこれやと先回りしてお節介を焼き、周りが見えなくなることだ。
子育てしてた頃は、子どもの自立を妨げないよう、過保護、過干渉には特に敏感になり、気をつけてきたつもりなのに。
車で15分のところに兄と2人で住んでいる母に二日に一回は電話をし、日常のたわいもない話の聞き役になり、私のことも話す。
私は仕事もしていて、夫の親とも同居している。子どもたちは社会人だが、別に暇を持て余しているわけではない。
でも、コロナのせいもあり、母が元気かどうか気になってしかたないのである。
私からの電話に、デイサービスで楽しかったこと、スーパーで旬の食べ物を見つけた時のこと、日常のたわいもないことを話し、あっという間に1時間が過ぎてしまうこともあるし、そうかと思えば、あからさまに嫌そうにされ、めちゃくちゃへこむこともある。もともと感情の起伏が激しい母で、接していていてちょっと苦痛だと感じることも時々あり、お節介を焼き過ぎたかと反省する結果になったこともある。
かかわらない時間と、サポートが必要な時間。この見極めが本当に難しい。
押したり引いたりしながらの母との関係はこれからもまだまだ続くだろう。
ただお節介を焼くだけでなく、母の気持ちを尊重する余裕を忘れずに過ごしていきたいと思いました。